トイレットペーパーの備蓄は、経済産業省も推奨している防災対策です。
1ヶ月分を備蓄するよう呼び掛けていますが、トイレットペーパー1ヶ月分がだいたい何ロールくらいなのか、あなたは知っていますか?
日本トイレ協会の発表をもとに計算してみると、1ヶ月あたり、1人が使用するトイレットペーパーの量は4~8ロール。
男性と女性でも使用量は違うのですが、意外に少なくてちょっと驚いたのではないでしょうか。
ホントにその程度の備蓄で足りるのか不安になったので、1回あたり、そして1日あたりの平均使用量はどのくらいか、逆に1ロールで何日持つのかについても調べてみました。
というわけで、今回はトイレットペーパーにスポットを当ててまとめていこうと思います。
日常生活に必要不可欠なものなので、一読必見ですよ!
1回・1日のトイレットペーパーの平均使用量
1回あたり、1日あたり、私たちはどのくらいの量のトイレットペーパーを使っているのでしょう…
日本トイレ協会の発表では、トイレットペーパー1回の平均使用量は約80cm、1日の平均使用量は8mとのことでした。
女性の場合
1日の平均使用量は12.5m
女性は小便でもトイレットペーパーを使うので、その分使用量は多くなっています。
男性の場合
1日の使用量は3.5m
女性に比べると使用量はかなり少なめですね。
そして男女の使用量を平均すると、1日の使用量は8mとなるわけです。
ではトイレットペーパー1個で何日くらい持つのでしょう?
トイレットペーパー 1ロールで何日使えるか
1日の平均使用量を8mとした場合
1人当たり1ロール(60cm)で約7.5日
使える計算になります。
使用量には個人差があるので、あくまでも目安の数字としてくださいね(家族構成によっても備蓄の量は変わってきます。)
女性の場合
1日の平均使用量は12.5m
シングル1ロールで5日間
ダブル1ロールで 2日半
ひと月で6~12ロールが備蓄の目安
男性の場合
1日の使用量は3.5m
シングル1ロールで17日間
ダブル1ロールで 8日間
ひと月で2~4ロールが備蓄の目安
では、結局1ヶ月あたり、どのくらいの量を備蓄するばいいのでしょう。
結局トイレットペーパーの備蓄の目安は何ロール?
トイレットペーパー1ヶ月分は、男女の平均で
シングル(60cm)なら4ロール
ダブル(30m)なら8ロール
が目安の数字となります。
これは1人あたりの数字なので、家族構成や男女の比率によって備蓄量は変わってきます。
また災害が長引いて、体調を壊すこともあるかもしれません。親戚が避難してくることもあるでしょう。そんな突発的なことも視野に入れて、
できれば余裕をもって1.5倍~2倍量を備えておくことも考えておきましょう。
トイレットペーパーを備蓄する3つの理由とは
経済産業省HPより引用
トイレットペーパーの備蓄は、経済産業省が力を入れて重要性を呼び掛けてるものの一つです。
なぜトイレットペーパーがそれほど重要なのでしょうか。
理由は3つ。
1. 災害時の衛生環境を保つため
2. 一時的な品不足が心配されるため
3. 生産地が静岡県に集中しているため
災害時の衛生環境を保つため
大規模な災害が発生した時に常に心配されるのが、衛生環境です。
阪神大震災で食料、衣料の前にトイレが不足したという教訓があります。災害時に清潔な環境を保つためにも、トイレットペーパーの役割はとても重要です。
一時的な品不足が心配されるため
過去の大規模災害を見ても、災害発生後さまざまな物資の買いだめが発生し、一時的に品薄状態が発生しました。
トイレットペーパー、電池などは特にその傾向が強い商品です。
トイレットペーパーの生産地が静岡県に集中しているため
全国で販売されるトイレットペーパーの40%は静岡県で生産されています。
そのため南海トラフ地震などで静岡県が被害を受けた場合、トイレットペーパーの供給が滞る確率が高いと考えられているからなんです。
日本家庭紙工業会は「トイレットペーパー供給継続計画」を策定して、災害が起こった時でも、その構成員がトイレットペーパーの増産等を行うよう対策してはいますが、それでも1か月程度の混乱が起こることが予想されています。
トイレットペーパーの備蓄量 まとめ
トイレットペーパーの備蓄 目安は1ヶ月あたり何ロール必要か詳しく見てきました。
いかがでしたか?
1ヶ月あたり4~8ロール
(多めに見積もって12ロール)
これは1人あたりの数字なので、家族構成や男女の比率によって備蓄量は変わってきます。
災害時には衛生環境の悪化も起こりやすくなります。
感染症などの病気から身を守るためにも、日ごろから少しずつトイレットペーパーの備蓄を行なっていきたいですね。