南阿蘇の宝来宝来神社(ホギホギ神社)は、宝くじ高額当選の噂で有名になった開運神社。
テレビで何度も紹介されているので、名前をご存知の方も多いのではないでしょうか。
土日ともなると大人から子供まで多くの参拝者が訪れ、関東方面のナンバープレートも多くみかけるなど、全国的にその名をとどろかせているパワースポットです。
「金運アップ」「宝くじの高額当選神社」と聞くと、ホントはどんな所なのか、ちょっと知りたくなってしまうのではと思います。
阿蘇はもともと地の成り立ちからパワースポットが多く存在しますが、実際に宝来宝来神社を訪れてみると、妖気というか怪しい雰囲気の、何とも不思議パワーを感じてしまう珍しい場所です。
というわけで、宝来宝来神社の由来、宝くじを当てる参拝の方法、境内の詳細案内、宝くじが当たるというのは本当なのか当地までのアクセスなどなど、宝来宝来神社の怪しい魅力も含めて微に入り細に渡ってご紹介していきたいと思います。
信じる者は救われる…
そして信じるか信じないかは…あなた次第です。
宝来宝来神社の由来
南阿蘇村にある宝来宝来神社は、平成16年に神社として登録された、新しいお神社です。
そして宝来宝来神社が建立された場所は、もともとヘリポートとなるはずの地でしたが、不思議なお告げによって神社建立に至ったという経緯があります。
宝来宝来神社の一角に、産経新聞に掲載された時の記事が貼ってあったので写真に収めてきました。上がその記事です。
また「当銭神社 由来」という看板に宝来宝来神社建立の由来が記されていて、興味を引く内容だったのでパチッと映してきました。
この神社建立の経緯を知ると、宝くじの高額当選といううわさも、怪しいと思いながらも妙に納得してしまうのではないでしょうか。
当銭神社 由来
平成16年春
リストラされた重機の運転手がヘリポートにするため造成を請け負い、工事を行っていたところ大きな岩に当たりました。運転手は、その岩を取り壊そうとしましたが、突然重機が動かなくなりました。そこで修理を行い、その石を取り壊そうとすると、また原因不明の故障で重機が壊れました。
その日の夜、夢に岩が出て来て「どうして私を壊そうとするのか」といいました。そこで運転手は「生活のために金が必要だ」と答えました。すると岩は「宝くじを買いなさい。そして当たったお金の一部で私を掘り出して祀ってくれないか」と言われました。
そこで運転手は、半信半疑で宝くじを買ったところ、生活に困らない程度の金額が当選しました。
この話を聞いた四国の友人が「この岩」を拝みその年の宝くじを買ったところ途方もない金額が当選したそうです。
その噂が広まり、誰ともなくこの岩を「当銭岩」と呼ぶようになりました。
当銭された参拝者の方々よりたくさんの寄付を頂き、当地を「当銭神社」として建立いたしました。
お参りいただきました皆様にも良いことがありますよう願います。
宝来宝来神社では、宝くじは「当たる」ものではなく、「当てるもの」だと、至る所に掲げてあります。
だから「当銭神社」なんですね…深いなぁ。
「当銭岩」と呼ばれている御神体はこの岩で
当銭岩様を写真に収め、枕の下に入れて眠ると、夢枕に立って宝くじを買うタイミングや「ロト6」などの数字のお告げを頂けるそうです。
詳しい参拝の方法は後述しますが、とりあえず当銭岩様の写真のご利益はしっかり覚えておきましょう。
宝来宝来神社の参拝方法
宝来宝来神社の境内にはたくさんの神様がいらっしゃって、どのような参拝の仕方が正しいというのはないようです。
ただ、予備の知識なしに行くと、どこにお参りすればいいのかわからなくて、結局肝心の御神体である「当銭岩」様にお参りせずに帰ってしまった、ということにもなりかねません。
宝くじの高額当選を願うのであれば、まずは宝来宝来神社の御神体である「当銭岩」様を参拝するのがおすすめです。
宝来宝来(ほぎほぎ)と唱えながら道順に廻る
神社の門から坂道を下っていくと境内に入って左手に「宝来宝来堂」(神事を行うところ)があり、御神体の「当銭岩」様はその奥に祀られています。
9つの鳥居に囲まれた御神体は、かなり巨大な岩です。
9つある鳥居の各中央には「陽幸和福招金萬宝来」の文字が一つづつ掲げてあり、鳥居に割り振ってある数字の順番通りに廻ってお参りしていきます。
「宝来宝来堂」向かって右側奥の1番の鳥居から「ホギホギ」と、呪文を唱えながらお参りを始めます。
そうそう、この鳥居を順番に廻る時の「呪文」の唱え方ですが、丁寧な説明書きがありました。かなり斬新なスタイルの参拝方法です。
テレビ放送で紹介された時の解説では、全身に引き寄せるよう大きく腕を引き上げながら「ホギホギ」唱えると御利益の効果が高いとおっしゃっていました。
ホ~ギホギ ホ~ギホギ
一つ目の鳥居をくぐると、2つ目、3つ目と鳥居が続きます。(真ん中は神様の通り道なので、左端または右端を通りましょうね)
4つ目の鳥居を過ぎると、宝来宝来神社の御神体である「当銭岩」様にたどり着きます。
かなり大きな岩です。岩の小さなくぼみには金運アップを願う方のお賽銭が、まるで張り付いているかのように沢山くっ付いてました。
そして5つ目の鳥居の先には「札束岩」があります。
大神力石(ビッグパワーストーン)無料神事
9の鳥居の場所には、参拝いただいた方の願いが叶うよう、神主が無料でバーチャル神事(映像での祈祷)を行なってくれるモニターが設置されています。
モニター下のボタンを押すと、祈祷が始まり約3分間映像が流れます。
緑色のボタンを押すとモニターにASUS(エイスース)の文字が現れ、おぉ~ハイテクゥと小さな驚きを隠せない私でした。
なかなか珍しいシステムで、初めての体験!こういうPC機器を随所に駆使しているところが、なんだか怪しいと言われる所以なのかもしれません…。
※映像による無料神事はここだけでなく要所要所にあり、そのどれもが無料でした…。(太っ腹です!)
宝くじ当選祈願 宝来宝来のぼり旗
拝殿堂の1階奥に当選のぼり旗を立てる場所があります。
説明書きにあるようにのぼり旗のご利益を得るには
ポイントが5つあるとのこと。
1.宝くじが当選するよう念を入れて書くこと
2.宝くじを買う前なら黒い字で書くこと
3.宝くじを買った後なら赤い字で書くこと
4.記入後【当銭岩様】の上に置き拍子木を三回鳴らし、念を入れて祈願すること
5.有効はお願い後60日間で、60日以内に2回お願いしないこと
祈願した「のぼり旗」は、生まれた月と干支のところに立てておくとよいとのことです。
こののぼり旗のある「当銭宝来宝来御祈願堂」は、拝殿堂の1階奥にあります。下の写真の階段の真裏あたりにあります。
この建物もすべて宝くじが当たった方々のお礼で建立されているとのこと。
歴史は浅いかもしれませんが、これだけの施設を維持管理していくのは大変なことだと思います。
しかも、祈願・供養はすべて無料。
参拝者がそれほどお賽銭を入れているようには見えないんですよねぇ
もしも宝来宝来神社が、宝くじ当選者からのお礼で成り立っているのだとしたら、かなりの当選確率なのかもしれません…
宝来宝来神社をお参りして宝くじが当たったら、皆さん必ずお礼のお参りをお忘れなく!
しかも、神社の建立、及び祈願の方法は夢のお告げ通りにつくられたそうです。
宝くじ高額当選者からのアドバイス
そうそう、宝くじ当選者からのアドバイスの看板を紹介しておきましょう。
宝くじは「当たる」ものではなく、「当てる」ものなのだそうです。
なので、「絶対に当てて見せる!」と心に強く念じて購入することが大事だそうです。
さらにさらに、宝くじはたくさん買えば当たるものではないそうです。
確率は高くなりそうだけど、そういうものではないんですね。ふう~ン…
宝来宝来神社を参拝して高額当選し、神社に寄付した人の話として、たとえ少額でも購入する際は当たることを強く念じて購入することがとても大事だと紹介されていました。
もちろん買わないと絶対に当たらないので、根気よく少額ずつ買い続けないといけないみたいです。
アドバイスをまとめると以下のようになります。
1.当たることを強く念じて購入すること
2.少額ずつでも根気よく買い続けること
3.日々の生活に感謝して精進すること
4.1度に多額のくじを買わないこと
言われてみれば当たり前のことばかり。
そしてそんなに難しいことでもないような…
境内の案内(お祭りしてある神様について)
宝来宝来神社の境内にはたくさんの神様がいらっしゃいます。
そしてこちらの神様は皆さん写真にとられることを喜ばれるとのことなので、写真に収めて念を送るといいかもしれませんね。
一つ一つ紹介するのは見るのも大変だとは思いますが、2019年最新版の境内案内を行いたいと思います!!
※最後の部分に宝来宝来神社への交通アクセスを詳しく載せました。参拝の予定があるなら、必ず一度目を通しておかれることをお勧めします。(宝来宝来神社は国道沿いにあるわけではなく、引き込み口が分かりにくいので、要所要所の写真で詳しく説明してます。)
■宝来宝来神社御神水
南阿蘇はミネラルウオーターの工場がいくつもあり、宝来宝来神社のすぐ近くにも大きな工場が2つあります。
地下230mの湧水を汲んで持ち帰ることもできます。
■宝来宝来神社 一粒万倍の泉
■宝来宝来神社 宝物殿
境内内には御宝物殿という名前で社務所というより「売店」のような建物が数か所あり、パワーストーンやお守りなどのスピリチュアルグッズが販売されています。
店員さんはおらず無人販売
各所に両替機が設置されていて、お釣りの内容に支払うことができるように配慮されてます。
でもあまり売れてるような雰囲気はなかったですねぇ
お掃除は結構行き届いていて、ちゃんと管理されている感じです。
■宝来宝来神社 大龍神様
大龍神様は、写真をとらえるととてもお喜びになると書いてありました。
写真に撮って常に身に付ける事で守ってもらえて、夢枕でお告げを下さるとのことです。
■宝来宝来神社 千寿狛犬様
この千寿狛犬様と前述の大龍神様は、岡山県で日本を代表するような会社を興した方が神殿を建立し寄進されたものです。
境内にはこのように寄進によってお祀りされている神様がたくさんいらっしゃいます。
■開運御利益ブラックルーム
真っ暗な中を順路に沿って歩いていくブラックルーム。
中はほんとに真っ暗でした。神殿の中央につく頃に目が慣れて、壁に記された協議を読むことができます。
先がわからないという点で、人生になぞらえてあるのかな??と思ったりしましたが
どんなご利益があるのか不明…デス。
■宝来宝来神社 宝くじの神様(宝来宝来宝船)
意外にも宝くじの神様はこじんまりとお祀りされていました。
この七福神様を写真に収め、毎月の1日参りの夜、枕の下に敷いて眠ると縁起の良い、関連数字、宝くじを買う店や買う時間などの開運夢が見られるといわれています。
もしも悪い夢を見た場合は、縁切り布袋様で悪縁を断ち切りお参りすると運が開けるそうです。
縁切りも開運も一つのお神社で完結するなんて、なんて効率的なんだと思ったのは私だけでしょうか…。
また、宝くじを当てた時の、当選者の心得も書いてあって勉強になります。
■宝来宝来神社 九頭馬様(勝負事パチンコ)
宝くじだけでなく、勝負事、パチンコなどにもご利益のある神様もお祀りしてあります。
九頭馬様も写真に収めて自宅や会社に飾るなどすると、運気が一気に上昇するのだとか…。
細かく躍動感を感じる彫りの馬たちが、9つの災い(火災・台風・地震・雷・水害・冷害・水難・ケガ・交通事故)から救ってくださるとあります。
日本でも最大級の御神物だそうです。
■宝来宝来神社魔除け天狗様
この魔除け天狗様は、東日本大震災で被災した女川町のお神社より、お祀りしてほしいとの依頼があり、縁あって引っ越してこられた天狗様です。
■宝来宝来神社 くじ猫大明神様
くじ猫大明神様は、宝来宝来神社で生まれた猫を譲り受け、事業で大成された方の寄進によって建立、お祀りされています。
くじ猫様の像は、一粒万倍の日に御霊入れの議を行い「くじ猫大明神」となりました。
両手で9時の方向を示し、くじ運を招き入れるよう祈念されています。
■宝来宝来神社 御身代わり観音様
ここに鎮座されている観音様は、北海道の定山渓温泉の国道5号線にお祀りされていた身代わり観音様です。
交通事故はもとより身の回りに起こる様々なトラブルの身代わりとなって、問題解決に導いていただけるというご利益が記されています。
参拝は、正面に立ち目を閉じて両手を合わせ、願い事を心の中で回念じるとよいそうです。
■宝来宝来神社 馬頭観音様(競馬)
この馬頭観音様も、長年福山競馬場でお祀りされ、多くの方の信仰を集めご利益を続けてきたものが、呼び寄せられるようにこの地にお祀りされることとなったものだそうです。
■宝来宝来神社 ぽっくり天狗様
ぽっくり天狗様は、「ぽっくりと大往生」するというご利益だけでなく、「痛みの除去」「病気回復」「資格合格祈願」「選挙当選祈願」「就職祈願」などなど、さまざまなご利益が期待できるようです。
ぽっくり天狗様と夫婦白蛇蛇紋石様は、高知県の方から寄贈され祀られることになったものです。
■宝来宝来神社 愚痴聞き布袋様
■宝来宝来神社 願掛け岩
■宝来宝来神社 開運福銭
■宝来宝来神社 十二支(干支)
■宝来宝来神社 宝来石
無人なのに、ほんとに整然と展示してあり、お掃除も行き届いてます。
「泥棒(ドロボウ)・盗人はやめてください」という看板がいくつも掲げてあって、持ってかえる人もいるのだなと、ちょっと驚いてしまいました。
お参りに来て泥棒なんて、ご利益とは程遠い行為なのに…
■宝来宝来神社の狛犬?ホギちゃん
拝殿堂の右脇に、宝来宝来神社の狛犬?ホギちゃんがいました。
いつもはおとなしいホギちゃんですが、機嫌が悪いと吠えたりすることもあるそうです。
宝来宝来神社の神事
宝来宝来神社では、月に何度も無料の神事が行われています。せっかく参拝に行かれるのでしたら、祝詞をあげてもらえる時に参拝すると、さらなるご利益も期待できそううです。
祈願、供養は全て無料。
宝来宝来神社ではお財布の供養も無料で行っています。
日曜祝日のお祓い及び開運祈願
日曜祝日は昼の12時から1時間おきに、午後1時、2時、3時、4時と、1日5回、神主さんが当銭岩の神前で神事を執り行ってます。
私がいった時は参拝者が多かったせいか、15分おきくらいに神事を行っていらっしゃいました。(見るともなしに見ていると、椅子に掛けている方があれば、その都度ほんの数名でも祈願を行っていて、とても親切だなと思いました。)
お祓い・開運祈願は無料です。
開運招福祈願祭
毎月月末の深夜から翌月の午前0時に、開運招福祈願神事、及びお炊き上げ供養を行っています。
開運招福祈願神事、及びお炊き上げ供養は無料です。
祈願に参拝した人には、宝来宝来神社のお守りを配っておられます。
(ここまで親切にしてくれるお神社、私は初めてです。正直言って驚きました)
結局、宝くじは当たるのか、当たらないのか
宝くじが当たったということを、宣伝して回る人はあまりいないので、どの程度当たっているのかというのは正確にはわかりません。
ただ考えてみてください。
山奥の神社で、道や施設を整備し、月のうちに何度も無料で神事を行い、維持管理をしていくことの大変さを。
なのに祈願・供養はすべて無料で行っています。
売店のような宝物殿も、まるでやる気を感じません。(大体売れてるのかどうか…)
境内のあちこちに「当選者の寄付によって作られたものです」と掲げられている札を見るにつけ、当選した方たちのお礼がかなり大きいのではないか、と思わずにはおれません。
怪しい雰囲気があるのは確かです。
あの場所は、何とも言えない霊気を感じる場所。阿蘇は多くのパワースポットが点在する特別な地域なので、御神体である「当銭岩」様もその一つなのかもしれませんね。
それこそ、信じるか信じないかはあなた次第…だと思います。
宝来宝来神社インフォーメーション・アクセス
宝来宝来神社(ほぎほぎじんじゃ) |
住所: 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰2909−2 |
電話番号:0967-67-3361 |
開門時間:8時半〜日没まで |
参拝料:無料 |
駐車場:有(50台) 大型バス駐車可 |
宝来宝来神社への交通 九州自動車道 益城空港インターからのアクセス |
■宝来宝来神社への行き方■宝来宝来神社への引き込み道路入り口 |
引き込み道路を下っていくと 国道の下の方には怪しいのぼりが何本もあります |
赤丸部分の案内板を拡大してみました。 |
看板から300mほど急な傾斜の坂道を下っていきます。 |
参拝時間は8時半から日没まで 日が暮れると門は締まります。 |
急勾配を下っていくと宝来宝来神社の手前には「未来樹の丘」という施設が併設されています。 輪廻転生をにおわせるような名の建物が幾つかあり なんとも怪しい雰囲気がプンプンして ちょっと引いてしまうかもしれませんが この下が宝来宝来神社の境内になっています。 |
宝来宝来神社の門からの眺めです。 上の段は一般社団法人「未来樹」の施設が立ち並んでいます。 |
この下に宝来宝来神社の境内があります |