オリーブのまな板、お気に入りのキッチンアイテムです。
使い始めて10年ほど経ちますが、使えば使うほど日々の暮らしに溶け込む感じ…。使いやすい上に、新品の時とは違った味わいを感じています。
オリーブ特有の木目が美しく、食器としても大活躍。チーズやサンドウィッチ、何を載せても絵になって、そのまま食卓に出せるところがいいですよね。
イタリア産のオリーブウッドは木肌のきめが細かく密度が高いので、カッティングボードには最適の素材です。
大量生産できないためメジャーではありませんが、ファンの多いキッチン用品の1つなんですよ。
とはいえ天然木なので、使い方を間違えるとカビや亀裂が入ることもあります。
そんな時でもメンテナンス方法を知っていれば大丈夫。長く使い続けられるのがオリーブウッドのいいところです。
というわけで、今回はオリーブのまな板を使うときの注意点、美しさを保ちながら長く使う為のお手入れ法、また購入時に気を付けたいポイントも含めてご紹介していきたいと思います。
オリーブのまな板 使い始めのお手入れ法
買ったばかりのオリーブのまな板は、ほとんどの場合表面に薄く植物性のオイルが塗ってあります。
しっとりして見えるのはその為なんですね。
ただ、これは一時的な乾燥を防ぐために塗られているオイルなので、中性洗剤で洗うと、すぐから木肌は白っぽくなってきます。
使い始めはこまめにオイルメンテナンス
初めて使うときの注意点をお話しておきましょう。
使い始めはまず中性洗剤で洗い、布巾で水分を拭き取ったら、軽く乾かし植物性のオイルを薄く塗ります。
使う油はオリーブオイルでなくてもOK。
サラダ油でも、ひまわり油でもグレープシードオイルでもいいです。胡麻油は独特のニオイがあるので、やめた方がいいかも。
一度ではなく、使い始めてしばらくはオイルが染み込むよう、こまめにオイルメンテナンスを行いましょう。
初期の段階のこまめなお手入れは、しっかりとした下地作りとなります。乾燥やひびにも強くなり、木目もきれいに浮かび上がってきますよ。
●使い始めのお手入れ法
購入後中性洗剤で洗う
↓
完全に乾燥する前にオイルメンテナンス
↓
使い始めはこまめにオイルを塗る
オリーブのまな板 日常のお手入れ
オリーブの木にはもともと抗菌作用があるので、難しいお手入れは不要です。
樹脂製のまな板のように塩素系の漂白剤も必要ないので、小さなお子さんがいる家庭でも安心ですよね。
またオリーブウッドは密度が高いのでほとんど水が染み込みません。油を使ったお手入れだけでOKなんです。
とても簡単でしょ?
ただひとつ気を付けたいのは、濡れたまま乾燥させないことくらい。
濡れたまま乾燥させるとひび割れの原因に
オリーブのまな板は、濡れたまま乾燥させると、季節によってはひび割れしやすくなります。
使ったあとはきれいに洗い、水気は布巾で拭き取って陰干しするのがベスト。
殺菌のためにお日さまに当ててるという方がいますが、直射日光や温風での乾燥はひび割れや反りの原因になるので注意しましょう。
もともとオリーブウッドは水切りの良い木質なので、布巾で水気をよく拭き取ればすぐに乾燥すると思いますよ!
もしもカビが生えてしまったら
私は経験がありませんが、長期間使わずにいた場合など、カビが生える可能性もあります。
そんな時は、表面をサンドペーパーなどで削ってしまうのもひとつの方法です。(もちろんカンナで削ってもいいですよ)
サンドペーパーの場合は、はじめに荒い番数で傷んだ表面を削り(180番)、次に中くらいの荒さで表面を整え(240番)、仕上げは細かな番数のペーパーで磨くと木肌が生き返ります。
最後にオイルを良く塗って終わりです。
日常的にオイルメンテナンスを行う
濡れたまま乾燥させない
布巾で水気を拭き取って乾燥させる
直射日光、温風で乾かさない
食器乾燥機はNG
漂白剤は使わない
おすすめのオリーブのまな板
オリーブのまな板も、さまざまなものが手にはいるようになりました。
お気に入りの1つを見つけるのが何よりですが、個人的にはイタリアArte Legno(アルテレニョ)社の製品が気に入っています。
イタリアArte Legno(アルテレニョ)社のものは、樹齢200年~300年の厳選されたオリーブウッドのみを使用し、ていねいにハンドメイドされているのが特徴で、品質の高さは、見れば一目瞭然です。
材質が非常に強固で、ナイフなどの傷も付きにくく、何年も使うことによって深い味わいが出てくるところが特に気に入っています。
イタリアArte Legno(アルテレニョ)社のものは表面に焼印が付けてあるので、すぐに分りますよ。
オリーブのまな板お手入れまとめ
オリーブのまな板のお手入れ法についてまとめてきました。
いかがでしたか?
オリーブの木には本来の抗菌作用がるので、こまめにオイルメンテナンスを行っていれば、難しいお手入れの必要はありません。
お手入れさえ欠かさなければ、一生モノのキッチンアイテムとなると思います。
カッティングボードとしてだけでなく、赤いトマト、チーズ、フィンガーフード…など、何を乗せてもお洒落で絵になるので、是非 日々の生活に役立ててくださいね。