デグーをペットとして飼育するための正しい知識をまるごと解説します

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ハムスターより大きくて
モルモットより小さくて

もふもふした小動物「デグー

ペットとして飼っているデグー

とても人懐っこくて賢い性質もあり、犬や猫などのペットを飼えない住宅事情の人を中心に、ペットショップでもじわじわ人気が上がってきています。

体臭や糞尿の臭いがほとんどないので部屋が臭くならないし、鳴き声も小さくてほんとにカワイイんですよね。

デグーのことをさらによく知ると、もっともっとデグーのことが好きになっちゃうかも!

というわけで、今回は人気のペット「デグー」について、選び方から飼い方(飼育方法)、値段、そして飼育にかかる費用、特徴に至るまで、デグーをペットとして飼育するための正しい知識をまるごと解説していきます。

今からデグーを飼いたい!と思っている方は必見ですよ!

健康で元気なデグーの見分け方

ペットゲージの階段を上るデグー
家族の一員としてなるべく長く一緒に暮らしたいと思うなら、健康で元気な子を選ぶことが大事です。

「動き」や「毛並み」そして「瞳の輝き」を見ることで、健康状態はある程度わかります。

元気なデグーを見分けるポイントを簡単にまとめてみました。

元気なデグーを見分ける7つのポイント
・毛並みが艶やかで抜け毛がない
・目に輝きがあり目やになどが出ていないペットで飼っているデグーのイラスト
・ひげがピンと伸びている
・元気でよく飛び回っている
・しっぽの長さが適切である(10cm位)
・尻尾の先端がフサフサしている
・歯が黄色い(白くなっている場合は病気などが疑われる)

 

初めてデグーを選ぶ時の注意点

砂浴びをしているペットのデグー

「元気なデグーを見分ける7つのポイント」を基本に、ケガや足の不調など不自然なところのない、活動的に見える個体を選びます。

瞳がイキイキしていて、毛並みに艶があること、歯が黄色かオレンジというポイントは必ずチェックしてくださいね。

しっぽの先端がふさふさしている点も忘れずに!

一匹で飼う場合は問題ありませんが、複数で飼う場合は相性が重要になってきます。オスの方が温厚と言われていますが個体差があるので、けんかするようであればケージを分けるといった対応も必要です。

生後3ヶ月以内のベビーデグーは小さくて可愛らしいのですが、とてもデリケートで普通の水でもお腹をこわすことがあります。

環境に順応できないと体調を崩してしまうこともあるので、初めてデグーを飼育する場合は、生後3ヶ月以上で体調の安定した個体が飼いやすいと思います。

デグーの毛色・種類について

ペットのデグー種類(アグーチパイド)
※アグーチパイド(画像出典:twitter.com/niko_shiro)

デグーの毛色の種類は「アグーチ(茶色)」「ブルー」「パイド」など数種類あります。

特に毛色の種類にこだわりがなければ、基本色の「アグーチ」がおすすめ。

「ブルー」や色の混ざった「パイド」は人気があるものの、自然界のデグーには存在しない毛色なので、改良を繰り返したり、特殊な状況で生まれた子である可能性があります。

犬などのペットでもわかるように、ハイブリッド犬(ミックス犬)は体が弱かったり病気になりやすいところがあり、デグーも例外ではないと思います。

一概には言えませんが、生命力の強さを基準に選ぶとしたら、やはりノーマル色のアグーチがおすすめです。

 

ある程度選び方がわかったら

さぁデグーを選びに行きましょう!

…でも一体どこに行けばデグーを手に入れることができるのでしょうか?

 

デグーを手に入れる3つの方法

デグーを入手するには、
ペットショップでの購入
通信販売
里子として譲り受ける
大きくこの3つに分れます。

それぞれ長所短所があるので説明していきますね。

ペットショップでデグーを購入

ペットとしてマイナーだった頃に比べて、最近ではデグーを取り扱うペットショップも増えてきました。ペットショップにいるデグーのイラスト

ペットショップで購入する最大のメリットは、自分の目で実際に見て選べるところです。

よい環境、よい状態で飼育された元気な子を選ぶ一番の近道は、信頼できるペットショップからの購入です。

飼い方やえさのやり方などに詳しい店員さんがいれば、適切な飼育がなされていたと推測できます。

ただ、近くにデグーを取り扱っているペットショップがなければ遠方まで出向かなければならないのがデメリットです。

インターネットでの通信販売

近くにペットショップがない場合、インターネット通販で取り扱っている業者もあります。ペットショップの通信販売でデグーを検索

「デグー 通信販売」などで検索をかけると、取り扱いのあるペットショップが表示されます。

サイトを見てみると、性別や簡単な紹介と、写真が1~2枚のところが多く見られました。

通販の場合、実際に目で見て選ぶわけではないので、本当に信用できる業者なのかが大きなカギになってきます。

どのような状態で、どのような輸送方法で届くのか、またデグーはデリケートなのでストレスも心配です。

利益を目的とする販売業者もいるので、評判や口コミだけでなく、実際に問い合わせてみてもいいかもしれません。

デグーを里子として譲り受ける

ジモティなどのインターネット掲示板や、ペットの掲示板などを見てみると、個人の飼い主が、生まれたデグーの里親を探していることがあります。

この場合は個人と個人の取引になるので、コミュニケーションが必要になってきます。お互いに気持ちよく対応できるよう心がけましょう。

 

デグーは毛色と種類で値段が変わる

デグーの毛色は何種類かありますが、ノーマルは茶色の「アグーチ」です。

他にも灰色(銀色っぽい)「ブルー」
色の混ざった「パイド」
「ブラック」「クリーム」といった毛色の種類もあります。

ペットショップのブルーデグー

日本では今のところ「アグーチ」「ブルー」「パイド」の3種類しか販売されていないようです。(2018年現在)

「ブルー」や「パイド」は、アグーチよりも販売価格が高いのが一般的。

毛色の種類による一般的な値段は
ノーマル(アグーチ)2000円~2万円
ブルーデグーはその1.5倍から2倍ほど
値段はペットショップによっても違ってきます。

ブルーやパイドは人気の毛色で、色の比率で呼び方が違うことがあります。(パッチドブルーやホワイトパッチドブルーと表示しているペットショップもあります)

ブルーデグーもパイドデグーも、体質的に弱い個体が多いので注意が必要。

犬などのペットもそうですが、ハイブリッド犬(ミックス犬)は体が弱かったり、病気になりやすいところがあり、デグーも例外ではないようです。

 

デグーを迎え入れる前に準備したい飼育用品

デグーを迎えるために準備する飼育用品についてもお話しておきましょう。

飼育用品の大まかな予算としては、2万円程度あれば十分だと思います。
エサは月に1000円~2000円程度なので、あまり大きな負担にはならないはずです。
回し車で遊ぶペットのデグー
※回し車で遊ぶ様子

デグーを迎え入れる前に準備する物
・ケージ:1万円~1.5万円
・巣箱:1500円位~
・砂浴び用の砂:500円程度
・砂浴び容器:1000円程度
・回し車:3000円~
・かじり木:200円~ペットで飼っているデグーのイラスト
・エサ入れ容器:500円~
・給水容器:500円
・エサ・牧草(チモシー):1000円ほど
・専用フード:600円~(商品によって差がある)
※砂浴び用の砂と、主食のチモシー、デグー専用フードが追加で購入していく項目になります。

ケージ
デグーの体調は12cm~20cm程で小さくかわいい体つきですが、脚力が強いのでケージで飼う場合は高さのあるものを用意します。ケージから飛び出してもどこかに隠れて出てこないというようなことはなく、呼べば出てきますが(そこがまた可愛い)、やはりケージは高さのあるものを用意しましょう。

巣箱
デグーを飼育する際に必ず用意したいのが巣箱です。
材質は天然木がベストで、齧ったものを飲み込んでも害のないものであればこだわりません。デグーが休む場所になるので、手作りする人も多いんですよ。

砂浴び容器
砂浴び用の砂場で、体を清潔に保つためのものです。専用品でなくても、タッパーなどでも代用できます。チンチラ用と同じで、細かなものがおすすめです。

回し車
必ず必要というわけではありませんが、運動不足の解消としても、遊び道具としても用意してあげたい飼育用品の一つです。できればステンレス製がおすすめです。

デグーのエサについて

デグーの主食はチモシーなどのイネ科の牧草。
野生では、植物の葉(イネ科を中心としたもの)や、種子、樹木の皮、サボテンの実などを食べて暮らしている、完全な草食動物です。

ペットで飼っているデグーのエサ
もともとデグーはアンデスの高地(過酷な環境)で生息しているので粗食なんですね。

エサと水は常に新鮮なものを与えるということを基本にすればOK。

ただ、果物は糖分が高いので、多く与えると糖尿病の原因になる危険があります。

野菜もビタミンC酸化酵素が含まれているものがあるので避けた方がいいでしょう。

ビタミンCは合成できないので、乾燥野菜やおやつで補充してあげてください。

基本的にはチモシーと、デグーフードをバランスよく与えるのが良いと思います。

ひまわりの種も与えすぎると、そればかり欲しがるようになり糖尿の原因になります。

専用のデグーフードが手に入らない場合、モルモット用のフードで代用することもできますが、体質に合わない原材料が配合されていることもあります。

食べ物については自分で勝手に判断しないで、必ずペットショップで店員さんに確認確認してから購入してくださいね。

 

デグーはかわいいけれど、ネズミの仲間であることを決して忘れてはいけません。

エサを食べているペットのデグー

デグーを飼う際の注意点(飼育環境)

デグーを飼う際には特に注意したいポイントが3つあります。

デグーを飼う際には特に注意したいポイント
強力な歯でいろいろなものを齧る飼っているペットのデグーイラスト
健康管理(温度管理とおやつ)
清潔な環境(ケージの掃除と飲み水)

大きく分けてこの3つがポイントです。

強力な歯でいろいろなものを齧る
デグーはしい強力な前歯で、色々なものをかじってしまうところがあるので、基本的にはケージの中で飼うことになります。

そうでないと家中のドアや柱、木製の部分がボロボロになってしまうかもしれません。

木製の家具をかじられるというようなことは日常茶飯事で、壁紙を剥がされたりもするんですよ。

一番怖いのが家電のコードをかじられること。

感電の危険があるので絶対に注意が必要です。

 

健康管理(温度管理とおやつ)
飼育する上での最適温度は20℃~25℃
そのため夏は冷房、冬は暖房が必要です。

デグーは汗腺を持たないので発汗による温度調節ができません。熱すぎても寒すぎてもダメで、一人暮らしなどで外出が多い場合はペット用のヒーターなどで防寒対策を行います。

夏はエアコンを常時つけておくことになるので、電気代が気になるのではないでしょうか?

電力会社のホームページによると、エアコンは付けたり消したりを繰り返す方が消費電力がかかってしまうとのこと。

実際、夏の暑い時期に試してみたところ
一日中「冷房除湿」で27度に設定した時と、こまめにオンオフを繰り返したときの電気使用量にはほとんど差がなく、起動する時の消費電力の大きさを実感したことがあります。

電気使用量にほとんど差がなければ、デグーの体調管理のためにも、エアコンはつけっぱなしがいいのではないかと思っています。

もしも節電を心がけるなら、エアコンのフィルターや室外機のこまめなお掃除が効果的。、常に最適な状態で稼働させることで効率的に湿度が低くなり、節電効果が期待できます。

 

清潔な環境(ケージの掃除と飲み水)
デグーはもともと丈夫だと言われていますが、ケージが不潔になったり、飲み水に気をつけてあげないと病気になることもあります。

特別な事をするわけではなくて、毎日新鮮な水を与えることと、ケージのお掃除をしてあげるだけです。

人間だって同じですよね!

そして注意したいのが「おやつ」です。

かわいがるあまり、おやつを与えすぎると病気(糖尿病)になってしまいます。

もともとデグーは粗食で、糖を分解する能力が低いため、カロリーを過剰に摂取すると体調が悪くなってしまうんです。

果物、ヒマワリの種は特にやり過ぎに注意しましょう。

デグーの特徴

デグーのふるさとは、南米「チリ」のアンデス山脈。野生ではかなり高地に生息しています。

デグーのふるさと

こんなに遠くから日本に来たんですね。

デグーは「アンデスの歌うネズミ」と言われるほど様々な鳴き方で気持ちを表現しますが、「しっぽ」の動きからもその時の気持ちがわかります。

リラックスしている時はしっぽが伸びて、嬉しい時は丸くなるなど、「しっぽ」にも感情が現れるんです。

仲良くなってくると、「しっぽ」の動きひとつでも気持ちがわかるようになり、何を考えているのかが手に取るようにわかるようになってきます。

デグーはネズミの仲間ですが感情表現が豊かで、同じげっ歯類のハムスターと比べると格段にコミニュケーション能力・知能が高いのがわかります。

デグーの大きさや体重、体の特徴

体  長
飼っているペットのデグー
デグーは
体長 12cm~20cmくらい(尻尾は別)
しっぽは8cm~13cmほど
しっぽの先がちょっとフサフサしているところが特徴的でチャームポイントの一つになっている
体  重170gから300gが一般的
寿  命寿命は5年~8年、10年くらい生きる個体もいる
大きくてクリッとした瞳
頭部の両側面についている
上下の長いまつげが特徴
聴力に優れている
大きくて縦長で、ぴんと立った耳がチャームポイント
非常にジャンプ力があり、30~40cmの跳躍力あり
高いところに興味を注ぐものがあると、手を前に下げて2本足で何歩か歩くこともある

ペットして「デグー」が人気なのはなぜ?

もともとデグーは、ヨーロッパなどで人気のペットでしたが、最近は日本でも飼う人が増えてきています。

その理由は、飼えるペットに限りがあるという住宅事情もありますが、何よりデグーのかわいさを知ったら、飼いたくなってしまうというところにあるようです。

デグーは人懐っこい性格で、賢い


※デグーのうめちゃんはなでなでされるのが大好き!

デグーは人懐こくて、寂しがりや。
単に人なつっこいだけでなく、とても賢く頭がいいので芸を覚えたり、コミュニケーション能力も備えています。

モルモットやヌートリア、ハダカデバネズミなど、同じげっ歯類の中でも知能が高いんですよ。

毎日愛情を持ってお世話すれば、言葉を話すように飼い主を鳴き声で呼んだり、こちらの呼びかけに「ピルピリ」答えてくれたりします。

そんな人懐っこいところ、そして気持ちが通じるところにもデグーの魅力があるようです。

デグーは鳴き声で気持ちを表現

デグーはたくさんの鳴き声を使い分け、その時々の気持ちを豊かに表現します。

小さくてかわいい声なので、もちろんペットに制限がある住宅でも飼うことができます。

寂しい時は「チィ~チイ~」
飼い主を呼ぶときは「ピルピリ」
不満たらたらの時は「ブー」
面白くない、不愉快な時は「ジジ」

などなど、「アンデスの歌うネズミ」」と言わしめるほど、かわいらしい鳴き声で上手に気持ちを伝えてくれます。

鳴き声がわかるようになると、お互いにコミニュケーション・意思疎通を図ることができるようになるので、どんどん仲良くなれます。

糞尿のニオイや体臭

せまい部屋でペットを飼う時に一番気になるのが、体臭や糞尿のニオイではないでしょうか。

デグーはほとんどと言っていいほど糞尿のニオイや体臭がないので、部屋が臭くなりません。

体を清潔にするために、定期的に砂浴びをするので、体臭がほとんどないんです。

遠くを見つめるペットのデグー
※砂浴び用の容器で体を清潔にする様子

決まったトイレの場所があるわけではないのですが、巣に糞が溜まることを嫌い、巣の入り口付近をトイレにする個体が多いようです。

デグーと見た目がちょっと似ているリスは、かわいいけれど体臭と糞尿の臭いが強烈で、せまい部屋で飼うのには向いていません。だからあまり飼っている人を見かけないんですね…。

実は、管理人うめ子は子供の頃リスを飼っていた経験があるのですが、とても臭くて、ケージの掃除が大変だったことを今でも覚えています。

犬のように、毎日散歩に連れて行く必要もなく、回し車で運動してくれるので、比較的お世話が楽な事も人気の理由の1つになっています。

 

まとめ

こちらを見つめている飼っているペットのデグー

人気のペット「デグー」について 選び方・飼い方・特徴などをご紹介してきました。

いかがでしたか?

デグーはとても賢くて人懐っこいので、ペットとしてはとても飼いやすい小動物です。

毎日愛情をもってお世話してあげれば、長く家族として一緒に暮らすこともできます。

温度管理、健康管理に注意して、デグーと充実した毎日を送ってくださいね!

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